巌佐純子

イメージのリンク(連鎖)

街・風景・旅・花・詩など、いろいろな物から刺激を得て、心象風景やメッセージを、日本画・
レリーフ・立体などで表現しています。

日本画で都会の壁のグラフィティを描くことから、マチエールの表現に興味を持ち、それがペー
パーレリーフのテクスチャーに発展しました。

日本画用麻紙や自ら成型した紙パネルの上に、岩絵具・アクリル絵具・金箔・銀箔・金泥や、レー
ス・鉄・真鍮などを用いてイメージの世界を展開してきました。

ペーパーレリーフでは、「大地」をテーマにした作品が多く、母なる大地の暖かさと力強さを表
現しています。

沢山のピースが並んだ作品では、ひとつひとつ異なる色や形が個性を放つ一方で、グラデーショ
ンが互いの調和を示します。違いを認め尊重しながら、他とつながり影響し合うことで,美しく
響き合うようになってほしい、との願いを込めています。

立体作品では、人や擬人化した動物が、それぞれに考えていることを視覚的に表現しました。


“Memory of Circles”
Junko Iwasa

ジャパニーズ フレンドシップ ガーデン (JFG) は、大阪府生まれの日本人マルチメディア アーティスト、巌佐純子の展覧会を開催します。大阪教育大学卒業後、彼女は、日常生活、自然、社会環境からインスピレーションを得て、日本の伝統的な絵画、レリーフ、彫刻を制作しています。日本の伝統的な素材だけでなく、さまざまな現代的な素材を使用しています。国内外で数々の賞を受賞し、国内外で展覧会を開催します。

Emiko Scudder

円相(円相)は、悟り、真理、精神の充足を象徴的に表現する禅書の形で、始まりも終わりもない連続体である永遠を表す丸い形です。また、宇宙は循環系であると信じていた古代の人々の感性に触発され、様々な素材を用いて円の持つ力、平和、豊かさ、やさしさ、柔らかさを表現しています。

作品を作り始めた頃、NYの街壁のテクスチャーやグラフィティに魅了され、壁をテーマにした伝統的な日本画を制作。その後、、紙、パルプ、木粉でマチエール(素材の表現)技法を発展させ、貝粉、岩絵の具、アクリル絵の具、金箔、銀箔、その他の素材で着色しています。

大きさ、形、素材の異なる小さなピースで構成された作品は、それぞれに個性がありますが、お互いを尊重しながら響き合い 美しい調和を生み出します。私たちをとりまく複雑な社会構造や生活環境についてもそうであってほしいと願っています。

Junko





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